BF - I ビジネス基本 I Business Fundamental I
ビジネス基本 I
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新入社員研修に携わる方々が直面している問題は、厳しい採用戦線をくぐり抜けてきた「優秀」な人材が、現場に配属された時に「使えない」とされてしまうことです。成果へのプレッシャーから「じっくりと若手育成に時間をかけていられない」という現場の傾向がますます強くなる中、新入社員には「正しい答えを教えられてきた」学生時代から、「自ら行動し、成果を出す」社会人への意識変革が求められ、新入社員研修では「自ら考え、成長できる人材の育成」が急務となっています。
キーワード
◇若手早期戦力化
◇自ら成長する若手の育成
◇報告・連絡・相談の徹底
◇ラーニングオーガニゼーションの醸成
◇基本ビジネス・スキルの実践
◇現場指導者のOJT負荷軽減
プログラムの焦点:何を修得するか?
現場配属直後の新人が困惑するのは、曖昧な指示により、「何のための仕事か」と「効率的なやり方」がわからないまま作業をし始め、時間がかかった割に期待されたアウトプットが出ていないとフィードバックを受けることです。
「BF-I ビジネス基本I」は、自分自身で課題を発見し、目標を立て、実行し、次への成長・改善のポイントを見出すスキルと、その時に独りよがりにならないための「報・連・相」のスキルを修得することを目的に開発されたプログラムです。ここでは、新人に求められる、仕事をし始める前に現場での指示で理解が十分でない部分を自分で確認し、効率的なやり方をプランし、報・連・相を行いながら仕事を進めていくスキルに焦点を当て、実践に結びつけていきます。
プログラムの方法論:どのように修得するか?
報・連・相や基本的な仕事の進め方は、これまで「すべきもの」として教えられてきました。その重要性は、ほとんどの場合導入研修の中で伝えられているはずなのに、毎年「今年の新人は…」という現場の声を聞くのはなぜでしょうか?
本プログラムでは、参加者(新入社員)にとって最も関心がある「配属後、自分はどのように仕事を任され、こなしていくのか、その時のどのようなつまづきが予想されるか」に焦点を当て、修得意欲の高い状態で学習を進めていきます。また、社会人としての経験がない参加者がほとんどですから、身近なケースを使ったビデオにより、「身を持って実感する」ことで、スキル修得を促しています。
プログラムの構成
- 標準開催期間:1日間
- 形 態:30名以下の少人数によるセミナー
- 教 材:DVD、ワークブック
- 参加対象者 :新入社員および効率的な仕事の進め方を基礎から学びたい方
プログラムの展開
■ 学習項目と主な内容
- ビジネス・スキル:仕事に必要なビジネス・スキルにはどのようなものがあるかを学びます。
- 会社と仕事:学生と社会人との違いを考え、会社とは何か、仕事とは何か、そこでの仕事とはどのような意味を持つかを学びます。
- 仕事の進め方:どのように仕事を進めていくかを「仕事の5要素」と「PDLAサイクル」を通して学びます。
- 仕事の中でPDLAを考える:PDLAの体験を通して、PDLAサイクルを回しながら仕事をする際に必要な、報告・連絡・相談・確認について学びます。
- 自己啓発に向けて:職場に戻って、仕事を通じて成長するための「自己宣言」を作成します。
■ 期待される効果
- 必要なビジネス・スキルを理解することで、どのように能力向上を図っていけばよいかを体系化することができます。
- 会社と仕事について理解することで、受けた仕事がどの仕事につながるかを意識することの重要性を理解できるようになります。
- よい仕事と言われる仕事をするために満たしておかなければならない要素とともに、仕事から学ぶ仕事の進め方を理解することができます。
- 仕事の基本的な進め方を自分のものとすることができ、また、仕事を確実に進める上で必要なコミュニケーションがとれるようになります。
- 組織で仕事を進めていくための能力について認識を深め、今後の成長に役立てることができます。
参加者の声:過去のアンケート/フォローアップより抜粋
- はじめは何でも教えてもらえる、というのは甘い考えだと気づかされました。自分で積極的に先輩や上司になる方に話しかけ、わからないことは聞いて、よい仕事ができるようにしたいです。
- ビジネスケーススタディは、ゲームっぽいものだと思っていましたが、プランすることや、実行してからの見直しをすることで、びっくりするくらい仕事の効率が上がることがわかりました。
- 「報・連・相」は学生時代から聞いていた言葉ですが、実際のロールプレイでは、短い時間に要点をまとめて話す難しさを感じました。また、「配属されたら先輩や上司の方は忙しくて、みなさんには構ってくれないかもしれません。でも、みなさんからの『○○の件で相談したいのですが、いつお話しすればよいですか』という質問に答える時間は必ず取ってくれます」という講師のお話はなるほどと思うし、絶対役に立つと思いました。
- 社会人になるということはこういうことなんだとイメージできたのが収穫です。配属前に、基本的なことを教えてもらえたので、あとは、自分なりに吸収して頑張っていける気がします。
- 今年の新人は、驚くほど自分から報告する、という現場の声を聞いています。(新人研修担当者)