LFG 成長のリーダーシップ Leading For Growth
成長のリーダーシップ
これまでのリーダーは、自分が主導権を握り、メンバーを強くコントロールし、自分こそがすべての答えを知っているというものでした。このようなリーダーのもとでは、メンバーはイニシアティブを発揮することもなくなり、リスクを恐れ、互いに協働することのない組織となってしまうでしょう。
今日のように日々変化するビジネス環境において組織が求めているのは、創造的な活動や結果を生み出すために協働を促し、チームメンバーを成長させ、日々変化するニーズに適応できるリーダーです。専門性が高く、個性の強い個人を、相互影響と協働のできるチームメンバーとして成長させるために、リーダーには特別なスキルが求められます。このプログラムでは、メンバーを効果的に協働させ、チームとしての成果を引き出す上で重要になる、新たなリーダーシップモデルおよびスキルを紹介します。
プログラムの焦点:何を修得するか?
「LFG 成長のリーダーシップ」は、メンバー全員が戦略遂行に責任を持ち、ビジネス成果に到達するために協働できる環境を作り出すために必要な、新たなリーダーシップモデルやスキルを提供するプログラムです。参加者は、責任が共有され、高い成果を上げることのできる部門やチームを作るのに欠かせない要素を学ぶことができます。
プログラムの方法論:どのように修得するか?
このプログラムは、米国スタンフォード大学ビジネススクールのブラッドフォード博士と、マサチューセッツ州バブソンカレッジでグローバルリーダーシップを専門とするコーエン博士の共同著書「 Power Up : Transforming Organizations Through Shared Leadership」(パワーアップ:共有のリーダーシップを通して組織を変革する、邦訳なし) の理論に基づき構成されています。これは、米国第一線の多数の企業に対して、2人が12年間に渡りコンサルティングを行った経験を通じて検証された理論です。
- 協働の風土を築く :戦略や目標に対して責任を共有するチームを作るには、どのような場面でどのように意思決定をしたらよいかを理解できていることが重要となります。
- 共有のビジョンを創る:戦略の遂行にはメンバーのエネルギーと活動を方向づけるための指針が必要です。
- 相互に影響を与え合う:戦略遂行や目標達成には、率直かつ直接的に関わり合える結束力のあるチームが必要です。
このようなリーダーシップの能力を高めることで、部門・チーム・個人の成長と、競争力の向上を実現することができます。
プログラムの構成
- 標準開催期間:2日間
- 形 態:20名以下の少人数によるセミナー
- 教 材:DVD、スライド、ワークブック
- 参加対象者 :(基本的なリーダーシップスキルを有する)上級管理職、中間管理職、プロジェクトマネジャー、チームリーダー
プログラムの展開
■ 学習項目と主な内容
- オリエンテーション : 真に責任を共有するチームを作る上で必要なグロース リーダーシップとは何か、それが必要とされるビジネス上の背景とはどのようなものか、またそれを取り入れることによって、私たちはどのような利益を得られるのかについて検討します。
- 協働の風土を築く : グロース リーダーシップの概念に基づき、協働するチームを作るには何が必要かについて検討します。
- 共有のビジョンを創る: 困難な局面や厳しい局面を乗り越え、目標を達成する上で極めて重要な役割を果たす共有のビジョンを創るには何が必要かについて検討します。
- 相互に影響を与え合う: 協働するチームを作る上でも、共有のビジョンを持つ上でも重要な要素となる「相互影響」がチーム内で発揮されるようにするにはどうすればよいかについて検討します。
■ 期待される効果
- リーダーとして自分自身の置かれている状況を振り返り、メンバーが戦略遂行やチーム全体の目標達成に責任を感じる度合が低い理由を理解できるようになります。
戦略遂行やチーム全体の目標達成に責任を共有できるチームを作り上げる上で必要なリーダーシップの特徴と、その発揮に求められる要素を理解できるようになります。 - チームの協働に必要な3つの要件について理解できるようになります。
チームの発達段階、そして協働するチームを作り上げる上で求められるリーダーの役割と行動について理解し、適切な行動がとれるようになります。 - グロース リーダーシップを発揮する上でのビジョンの重要性について理解できるようになります。
組織ビジョンと整合したチームビジョンを明確にし、チームメンバーのコミットメントを得る準備を整えることができます。 - 相互影響を生かす上でのリーダーの役割を理解できるので、部下や同僚のみならず、上司に対しても相互影響のスキルを適用できるようになります。
また、相手を支援するという立場から、建設的に相手の考え方や言動に挑戦するために必要な要素を理解できるので、そのために必要なプロセスを適用できるようになります。